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大暴落時でも資産全体のドローダウンを緩和してくれる債券ETF

おはようございます、三方ヨシオです。

本日は『大暴落時でも資産全体のドローダウンを緩和してくれる債券ETF』というテーマでお話ししたいと思います、よろしくお願いします。

 

資産保全を意識するなら債券ETFの割合を増やそう

債券ETFと言っても、米国ETFの中には様々なものが存在します。

債券ETFは全体的に値動きがそこまで大きくブレることなく、リターンに派手さはないものの、淡々とコツコツとじわじわと伸びていくといったイメージになります。

ですから、株式相場が爆上げしようと、大暴落を迎えようと、債券ETFの値動きは割と穏やかです。

精神的に安定を求めたいという方、年齢層が上の方(50代以上)であればポートフォリオ全体に対する債券ETFの割合を増やしていくイメージで良いのではないでしょうか。

 

たとえばETFの値動きをバックテストできるウェブサービス「ポートフォリオビジュアライザー」を使って、以下のような確認をしてみました。

構成比率

1.株式100%
2.株式40%、長期債券30%、中期債券30%

株式ETFにはVTIを、長期債券にはTLTを、中期債券にはIEFをそれぞれ利用しています。

 

結果は以下の画像となりました。

 

特に注目していただきたいのが黒丸で囲んだ「コロナショック」の大暴落で、株式(VTI)だけに比較して、TLTやIEFを組み込むことで暴落時のドローダウン(最大資産からの下落率・幅)を緩和してくれていることに気づくと思います。

とはいえ、その後から2021年に続く株式相場の急回復・急上昇に際しては、株式割合が40%ということでそこまで大きな利益にはなっていないという見方もできますので、ここはまさに一長一短かなと。

安定を求めるのか。

それとも、一時的な損失を受けいれて長期的な成長を見込むのか。

人それぞれの考え方でポートフォリオを組む必要がありそうです。

 

安全なポートフォリオを組みための知識とは?

債券ETFの詳細に入る前に、資産全体のポートフォリオを組むための知識について考えてみましょう。

私たちFIRE志向の人間は、とにかく早期に資産を増大させると共に、配当所得から生まれる利益でもって生活費をまかない、経済的な自立を目指すことになります。

 

そのうえでは、まず若いうちは株式市場の成長力を使って資産を爆上げし、その後FIRE到達が視野に入ってきた段階で徐々に債券割合を増やして安定感をより増やしていくといったイメージが良さそうです。

ポートフォリオに対する知識として、私はいくつかの書籍で学んだ内容をベースに利用していますが、特に良書であろうものは以下のとおりです。

世界のエリート投資家は何を考えているのか、何を見て動くのか【電子オリジナル版】

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アンソニー・ロビンズ
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書評については別途改めて記事化したいと思っていますが、レイ・ダリオ氏率いる運用会社『ブリッジウォーター』が採用している考え方の基礎を学べると共に、個人投資家の私たちでも良質な成績を上げ続けるヘッジファンドと似たようなポートフォリオを組むことは可能であるといった内容になっています。

詳しくは本書を読んでいただくとして、本書の中で語られているポートフォリオでは「金」や「コモディティ(商品)」も入れることを推奨されています。

ですが、私はさすがにそこまで細かくバランスを取らなくても良いのではないかと、配当金が入ってくるETFが好ましいといった点からも、株式と債券のみでポートフォリオを組むことにしています。

 

また、上記の書籍以外でも、チャールズ・エリス氏やバートン・マルキール氏の著作はどれもとても勉強になりますので、必ず一度は読んでおくことを強くオススメします。

敗者のゲーム〈原著第6版〉 (日本経済新聞出版)

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チャールズ・エリス
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投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント (日本経済新聞出版)

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バートン・マルキール, チャールズ・エリス
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ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版)

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バートン・マルキール
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これら3冊は古典的な書籍ではありますが、発表からずっと読まれ続けている名作ですね。
三方ヨシオ

 

債券ETFの種類について

本日の記事も長くなってしまったので、今日はここで債券ETFの種類と代表的な債券ETFの個別銘柄(Ticker)について触れておき、また明日にそれぞれのETFの具体的なところをお話ししていきたいと思います。

 

債券ETFにはどういった種類のものがあるのか、そして私たちはどのようなETFをポートフォリオに組み込むべきなのか。

債券ETFと言うと、最もメジャーなETFはバンガード社が提供している「BND」になるかと思います。

債券のことを英語でBondと呼びますが、まさにその名のとおりBond市場全体に投資するETFです。

 

また、債券は大きく分けて、国が発行する国債と、企業が発行する社債に別れます。

日本でも個人が国債を買うことができますが、日本の国債は正直あまり魅力的には見えませんし、買ってる人は少ないでしょう。

1万円から購入できる個人向け国債

 

一方、米国ETFで運用できる安全性の高い債券は、主にアメリカの国債、アメリカ合衆国財務省証券です。

英語では United States Treasury Bond と言います。

設定期間ごとにETFが分けられていて、上記でポートフォリオに組み込んだTLTやIEFはブラックロック社が運用する長期国債と中期国債の代表的なETFになります。

BNDが債券市場全体(国債・社債を含む)に全体投資をするのに対して、TLTやIEFは米国債のみを扱うというのが特徴ですね。

 

では逆に社債のみを扱うものはないのか? という疑問に対しての回答は、当然YESです。

たとえばLQDというETFは、およそ2000社の社債に分散投資するもので、主に米国の大企業が発行する社債で運用されます。

とはいえ、国債に比べて値動きはそれなりに活発ですから、ドローダウンの緩和を目的としてポートフォリオに組み込む際には、TLTやIEFと同じ様に考えるのではなく、どちらかというとその中間、株式市場の成長も狙いつつ、と同時にそれなりに安定感を求めたいという方向けのETFになるでしょうか。

 

また、社債と言えば「ハイイールド債」と呼ばれる危険性の高いもののみを扱って高配当を実現するETFなどもあります。

Ticker「JNK」は、まさにジャンク債をかき集めたETFの代表例で、常時5%近い配当利回りを実現していますが、当然危険性も高くETFそのものの価値は超長期で見ると下がっています。

たとえ配当が大きくなろうとキャピタルロスが大きくなれば総合的にはマイナスになるということで、なかなか扱いが難しいETFですね。

 

同じような配当が高いETFとしてはHYGなどがありますが、こちらも同じ様に超長期で見たときに価値の下落が大きくなる可能性があるので取り扱いは非常に難しいです。

とはいえ、コロナショックなどの急激な価格下落が起こった際にピンポイントでポートフォリオに組み込むことができれば、その後市場が回復するにつれてキャピタルゲインも狙いつつ高配当を実現するといったことも可能となるので、要は使い方次第かなとも思います。

 

ということで、まだまだ債券ETFについてお伝えしたいことが多いので、明日もまた続けていきますね。

それではまた。

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